Windows10へのアップグレード

Windows8のPCをWindows10にアップグレードしました。特に何も設定しなくてもアップグレードをしてくれましたが、3GBのデータのダウンロードとアップグレードで2時間半かかりました。

Windows10はWindows8に比べると、デスクトップがすぐに表示されたり、スタートボタンの復活で使いやすくなりました。動作も重くなっていないのでWindows8からは切り替えをお勧めします。Windows8はタブレットを意識しすぎて、キーボードを使うPCユーザの使い勝手を悪くしたことが、今一つ普及しなかった原因です。ただWindows10のアップグレードには、ハードディスクの空き容量は50GB以下だと辛いかもしれません。

Windows10であえて問題といえば、古いソフトが動作しない可能性があることと古い周辺装置が認識しないことくらいです。私のPCでもメーカのPC診断ツールがWindows10では動作しませんでした。標準ブラウザがIEからEdgeに変わったので、ブラウザの操作に慣れる必要があります。

Windows10で標準された機能について2つ紹介します。

1つ目がマルチデスクトップで、1つの画面で複数のデスクトップが切り替えて使えるようになりました。デスクトップでたくさんのウィンドウを開きすぎる人には、デスクトップを切り替えることで作業がしやすくなります。ただし慣れないとどのデスクトップで作業しているかが混乱もします。

2つ目はOneDriveでインターネット上のディスクを自分用に使うことができます。Googleドライブと同様の機能をWindows10で標準搭載しました。

新しく便利な機能が出てきた半面、セキュリティ上で心配な点があります。

OneDriveのIDとパスワードが知られたら、OneDrive上のファイルを他のPCから見られてしまう。PCの紛失以外で自分のファイルが見られる可能性があります。

エクスプローラのクイックアクセスで最近使用したフォルダや最近使用したファイルが表示されるようになった。他の人にもファイルやフォルダがわかりやすくなる半面、コンピュータウィルスの侵入で仕事でよく使うファイルが探されやすくなります。

便利になるとセキュリティのリスクは拡大します。Windows10に切り替える場合は、セキュリティの意識を高く持つ必要があります。

最後にWindows10に切り替えた直後にネット上の動画がコマ落ちして再生されました。アップグレードに伴う無線LANの設定が低いスピードで設定されることが原因です。無線LANの設定を直すことで動画もちゃんと再生されます。