金閣寺周辺は、銀閣寺周辺とともに京都の人気スポットで、修学旅行生がたくさん訪れます。
侘び寂びの東山文化と違って金閣寺は華やかな北山文化の代表です。金閣寺の他に龍安寺と仁和寺は世界遺産に登録され、政界遺産の宝庫です。
お勧めのコースは金閣寺→等持院→龍安寺→仁和寺です。
このコースは金閣寺以外は雨の日でも楽しめます。雨の日は金閣寺へは行かずに妙心寺に立ち寄るとよいかもしれません。
このコースは季節を問わずによいです。ただ桜の頃の金閣寺はがっかりしますが、その反面雪の金閣寺は素晴らしいです。
→金閣寺
足利幕府3代将軍義満が創建した北山文化を象徴する寺社です。正式には臨済宗相国寺の塔頭の鹿苑寺と言います。
金閣があまりに有名で、鏡湖池に映る金閣の姿は目を引きます。金閣寺は通路が広いので混雑時でも人の流れはスムーズです。
金閣寺の入口を入るとすぐに鏡湖池が広がります。鏡湖池越し金閣が見え、多くの人が金閣を写真で撮るスポットになっています。
金閣寺と言えばなんといっても金閣です。金色は派手でやはり目立ちます。間近で見ると銀閣と違って大きく見えます。
方丈の北側に建てられている書院の庭にある五葉松で、京都三松の一つに数えられています。
金閣を過ぎて階段を上ると、安民沢という小さな池があります。中央の島には、白蛇の塚が建っています。
金閣寺が一番美しいのは雪の時です。雪景色が金色に輝く金閣をを引き立てます。
→等持院
室町幕府の菩提寺で、霊光殿には室町幕府の将軍の15人の木像が安置されています。庭園には四季折々の花が植えられていて、美しい庭園になっています。きぬかけの道から外れるため、金閣寺周辺の中では混雑せず、お勧めのスポットです。
芙蓉池と心字池を中心とした池泉回遊式庭園です。四季の花や紅葉と季節ごとに姿を変えてます。広すぎず狭すぎずで散策にはちょうど良い大きさです。
大きな有楽椿があって、椿の花が散ると緑の苔の上に椿の花びらが覆い、風情を醸し出します。
心字池にかかる紅葉はとても見事です。モミジと同じころにサザンカも一緒に楽しめます。
→龍安寺
世界遺産にも登録されている龍安寺は方丈にある枯山水庭園の石庭が有名です。石庭は四季折々の姿が楽しめます。方丈を出ると大きな鏡容地が広がり、池の周りは池泉回遊式庭園になっています。
エリザベス女王が絶賛した石庭です。岩と砂利の他に土塀と木々しかなく、日常を忘れさせる空間になっています。
徳川光圀が贈ったといわれているこの蹲踞には、吾唯知足という文字が刻まれています。
石庭には大きなしだれ桜が咲きます。桜が咲くと石庭が明るく感じます。
石庭にはモミジが何本かあります。紅葉すると石庭がまた違った表情になります。落ち着いた雰囲気に見えますが、結構混雑します。
石庭と違い鏡容池は広々としています。池にかかる桜や紅葉は石庭とは違う趣があります。紅葉の時には柿の実も楽しめます。
→仁和寺
仁和寺は真言宗仁和寺派の総本山で、仁王門・五重塔・金堂など国宝や重要文化財の宝庫です。境内には御室桜が咲き誇り、桜のシーズンは多くの観光客がやってきます。
仁和寺の正面入り口にある巨大な門で、南禅寺の山門と並び京都三大門の1つです。
境内の中央付近には大きな五重塔があります。御室桜が咲くころには御室桜越しに五重塔が見えます。
金堂には仏像などが安置されています。金堂内部は特別公開の時期しかみることはできません。
仁和寺で有料拝観の場所で、御殿入口には巨大な松が一本あります。
御殿からみる庭園越しの五重塔です。仁和寺の御殿の中には、手入れされた庭園があり、雨の日には趣があります。
→はじめに